入稿データ作成について
入稿データ作成上のご注意
入稿は完全データのみ
入稿は完全データ(psd,ai,PDF,png,EPS,TIFF)でお願いいたします。
jpegのデータは解像度が低く画像も統合されているため原則ご利用いただけません。ただし、画像のサイズが大きくパスで切り抜きされているデータはご利用頂くことが可能です。
1mm以下のデザインや複雑な模様はご注意
1mm以下の幅のオブジェクト(線や文字含む)は転写自体が正しく行われずにプリントが欠けてしまう恐れがあります。また1mm以下の隙間は、フチがつくためつぶれや擦れが生じる可能性があります。生地へのプリントの耐久性を高めるため、デザインの周りにフチがつきます。
デザインの周囲にぼかし効果を使う場合は生地色のフチがつきます
ぼかし部分が画像統合されていると、ぼかし部分に白インクが透けてしまい四角い柄のように見えてしまいます。プリントする生地の色のフチをつけて作成することでぼかし部分に生地色がつくため、プリント後デザインが生地になじんでいるように見せることができます。
プリントしたくない背景画像は丁寧に除去を
画像編集ソフト等で自動選択ツールで背景画像を選択して除去する場合、背景の選択が充分ではなく背景画像データが残ってしまうことがあります。
またきれいに除去したつもりでもアンチエイリアスがかかっていて半透明部分が残ることがあります。
わずかでも濃度が0%ではないデータ(ほぼ透明だったとしても)があると仕上がりがご希望通りではない結果になる可能性がありますので、背景は丁寧に細かく除去してください。
パスを含むデータ・効果を使用したデータは必ずラスタライズを
Adobe Illustratorなどを含むグラフィックソフトを使用し、パスを含むデータや、スウォッチ登録したパターン柄などの効果を使用したデータでラスタライズ(=1枚の画像データにすること)をしていないと、ご希望の仕上がりにならない可能性があります。
データは原寸で解像度200dpi以上
写真データやイラスト画像データ等を実寸以上に引き伸ばして使用すると、仕上がりが粗くなってしまいます。デジタル転写で使用するデータは原寸で解像度200dpi以上のものをご準備ください。
(psd,EPS,TIFF形式の場合は原寸300dpi以上で作成してください。)
- 出力はCMYKで行います。元のデータがRGBの設定でもCMYKに変換されます。
- 出力したシートと転写後では色が変化する場合があります。特にCMYKを混合して作られたグレーや淡い色、写真などは変化しやすいため、出力時に色にブレが出ることがあります。
- 金・銀・蛍光色はCMYKでは再現不可能なため、近い色で出力いたします。
- プレス圧が均一に届かない凹凸のある素材、縫い目など段差のある部分にはプリントできません。
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フルカラー実現フルカラー実現CMYK+白で表現できる色ならどの色を使ってもOKです!
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生地色自由生地色自由ホワイトからブラックまでどんな生地色でも使えます!
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化学繊維OK化学繊維OKインクジェット不可のポリエステルでも使用可能!
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特色指定可特色指定可DIC・PANTONEでの特色指定が可能です
版の再利用について
デジタル転写では、生地と転写紙を圧着させるために転写紙に糊を刷ります。その際、糊を付けるために製版が必要になります。
版の保存期間は1年間
ご注文時に作成された版は、出荷時より1年間保管をしており、その間のご注文時は再版代は発生しません。
ただし同一デザインだった場合でも、アイテムが異なり版の仕様(メッシュ等)やフチの色等を変えなければならないときは新版の作成費用を頂くことがあります。
仕上がりについて
- 熱プレスによる転写プリントという方法特性上、お届けしたアイテムの形状やプリントデザイン形状によっては、プレス跡が残ることがあります。
このプレス跡は、大抵の場合一度の洗濯で解消されますので、ご到着後一度洗濯していただくことをお願いしております。(一度の洗濯で解消されない場合でも徐々に軽減します) なお誠に恐縮ながら、プレス跡による返品・交換につきましてはご遠慮ください。
万が一、通常の日常使用であったにも関わらずプリントが剥がれてしまった場合はご注文サポートセンターまでご連絡ください。
ご使用状況や剥がれ状況を確認し弊社による加工ミスであると判断できる場合は(ご使用後であった場合でも)ご返品のうえ再作成・再納品させていただきます。 - 生地への定着、耐久性を高めるため、デザインの周りにはすべてフチがつきます。フチのカラーは透明、色フチ、白フチからご選択が可能です。
色の表現について
デザインデータの色については、DICもしくはPANTONEのカラーの中から色の指定をお願いいたします。
色の指定がない場合は、入稿データのカラーをCMYKにて出力し、加工致します。
PCやスマホのモニターでは色域の広いRGBで表現しますが、実際のプリントは色域の狭いCMYKで表現します。そのため、RGB色域の鮮やかな色はCMYKでの近似色に置換されることになります。
またRGBで作る色は光の掛け合わせですがCMYKで作る色は実際のインクの掛け合わせになりますので、ご希望の色よりも発色度合や色彩度・明暗度等が異なってプリントされることがあります。