フルグラフィックTシャツ完全ガイド|全面プリント・昇華転写・テンプレート

  1. 36 view
完全ガイド 📅 2026年5月19日 更新 📖 約13分で読めます 🖋 オリジナルプリント.jp 編集部
編集部より
こんにちは、オリジナルプリント.jp 編集部です。「Tシャツの前面・背面・袖まで全部柄でデザインしたい」「写真をTシャツの全面に大きくレイアウトしたい」――そんな要望に応えるのがフルグラフィックTシャツです。一般的なプリントT(胸プリント・背中プリント)とは仕組みも入稿も別物で、入稿のコツを知らないと「縁が切れた」「縫い目で柄がズレた」といった事故が起きやすいアイテムでもあります。本記事では仕組み・テンプレート・塗り足し仕様・入稿時の注意点・物販活用まで、深掘りで解説します。1995年創業・東証グロース上場(7793)の株式会社イメージ・マジックが運営する自社のアパレルプリントファクトリーで、フルグラフィックTのご注文に多数対応してきた知見を反映しました。
30秒で要点
  • フルグラフィックTとは:Tシャツの前面・背面・袖を含む全面に柄をプリントしたTシャツ。「総柄T」「全面プリントT」とも呼ばれる。
  • 主な印刷方式は昇華転写:ポリエステル素材に対して「昇華転写」で全面プリントするのが定番。綿のフルグラフィック需要にはDTFで対応。
  • 1枚から作れる昇華転写はオンデマンド方式なので、1枚〜の少量から発注可能。
  • テンプレートと塗り足し:縫い目で柄がズレないよう、専用の型紙テンプレート+3〜5mmの塗り足しが必須。
  • オリジナルプリント.jpの強み:1995年創業/東証グロース 7793/インボイス T4030001059302/標準時1日5万枚の生産能力

1. フルグラフィックTシャツとは何か

フルグラフィックTシャツとは、Tシャツの前面・背面、場合によっては袖や脇まで含めて全面にプリントしたTシャツのことです。総柄T、全面プリントT、All Over Print(AOP)などとも呼ばれます。一般的な胸プリント・バックプリントとは、プリント面積も入稿仕様も大きく異なります。

1-1. 「胸プリント」「バックプリント」との違い

観点胸/バックプリントフルグラフィックT
プリント範囲胸位置・背中位置のみ前面・背面・袖まで全面
主な印刷方式DTG/DTF/シルク/刺繍 等昇華転写/DTF全面
素材綿100%中心ポリエステル中心(昇華転写の場合)
入稿長方形のデータでOK専用テンプレート+塗り足し必須
縫い目周辺の柄気にしなくて良い縫い目でズレが出ることを前提に設計
仕上がりの自由度限定的圧倒的(写真・大判パターンOK)

1-2. 「総柄T」が選ばれる場面

  • 物販ブランド・推し活物販:写真や大判パターンで、他にない1枚を作りたい時。
  • イベント・キャンペーン記念品:会社ロゴを大胆にあしらった目立つTシャツ。
  • スポーツチームのユニフォーム:ポリエステル素材と昇華転写の組み合わせは、ドライT・ユニフォームと相性が抜群。
  • 個人デザイナー・アーティスト:作品をTシャツのキャンバスとして全面に展開したい時。

2. 昇華転写の仕組み

フルグラフィックTシャツの主役は昇華転写という印刷方式です。仕組みは「特殊な転写紙にデザインを印刷し、熱と圧力でポリエステル繊維にインクを染み込ませる」というもの。プリント方法のご案内でも紹介している9方式の中で、フルグラフィックを担う代表方式です。

2-1. 昇華転写の特徴

項目内容
対応素材ポリエステル中心(綿は不可)
カラーフルカラー(CMYK)
仕上がり繊維に染み込むため、生地のしなやかさを損なわない
耐久性洗濯耐久・耐光性ともに高い
ロット1枚〜OK
苦手なこと白色(生地の白を抜いて表現)/綿100%素材

2-2. 昇華転写 vs DTF全面 vs シルクスクリーン全面

方式素材柄の自由度仕上がり用途
昇華転写ポリエステル◎(縫い目までフル)生地に染み込む(風合いそのまま)スポーツT・物販総柄T・ドライT
DTF全面綿・ポリ・混紡○(前面or背面の大判)表面にインク層が乗る綿で総柄したい時
シルクスクリーン全面綿△(版の数に比例しコスト増)厚塗りでヴィンテージ感大ロットの単純総柄
フルグラフィックT(昇華転写)の製作フロー ①テンプレ取得 型紙PDF ②デザイン 塗り足し3〜5mm ③転写紙印刷 CMYKインク ④熱転写 生地に染み込む ⑤縫製 完成 布地ではなく「裁断前の布」にプリントしてから縫製するため、縫い目までフルカラー → 縫い目で柄がズレないよう、テンプレートに合わせた塗り足しが必須
図1: 昇華転写は「染色に近い」仕組み。生地の風合いを損なわずに全面プリントできる

3. テンプレートと塗り足し仕様

フルグラフィックTで最も重要なのが専用テンプレートの利用塗り足しです。これを守らないと、縫い目で柄がズレたり、端が白く抜けたりします。

3-1. テンプレートを使う理由

フルグラフィックTは「縫い上げたTシャツの上にプリントする」のではなく、「裁断前の布にプリントしてから縫う」工程で作られます。そのため、布の段階での「身頃の前面」「身頃の背面」「左袖」「右袖」それぞれの型紙に合わせてデザインを配置する必要があります。商品ページから提供されている専用テンプレート(PDFまたはAI形式)に従って入稿することが、フルグラフィックTの大原則です。

3-2. 塗り足しのルール

項目推奨値理由
塗り足しテンプレ外周+3〜5mm裁断・縫製の誤差で端が白く抜けるのを防ぐ
セーフエリアテンプレ内側10〜15mm大事な要素(顔・ロゴ)はこの内側に
縫い目周辺柄を完全に揃えるのは不可「ズレても成立するパターン」が安全
解像度原寸350dpi推奨大判プリントで粗さを防ぐ
カラーモードCMYKRGBは色味が変わるためCMYK指定で入稿

3-3. デザイン上の3つの工夫

  1. パターンを選ぶ:縫い目でズレが目立たないリピートパターン(ペイズリー・幾何学・写真コラージュ等)が安全。
  2. 顔・大事なロゴはセンター寄りに:縫い目に重ならない位置に配置する。
  3. 背景色を活かす:プリントしない部分は生地のベースカラーが見える前提で設計する。

4. フルグラフィックTシャツに向いた素材・ボディ

4-1. 主要素材

素材昇華転写の相性特徴用途
ポリエステル100%(ドライ)速乾・軽量・発色◎スポーツT・大会記念T
ポリエステル100%(コットン風)綿のような風合い、昇華OK物販総柄T・推し活
綿×ポリ混紡(ポリ50%以上)発色はポリ100%より弱めカジュアル総柄
綿100%×昇華は不可、DTFで対応綿総柄を諦めるかDTF

4-2. ボディの選び方

  • スポーツ用途:GLIMMER 4.4oz ドライT等のポリエステル100%が定番。チームウェア用途で出番多。
  • 物販総柄T:ポリエステル100%でも綿に近い風合いの「コットンタッチ」素材を選ぶと、物販で違和感のない仕上がりに.
  • 大会記念T:吸汗速乾+背番号+全面イラストの組み合わせで、参加者ノベルティとして喜ばれる。

5. 入稿で起きがちな事故と対策

5-1. ありがちな事故 Top5

事故原因対策
縫い目で柄がズレた裁断・縫製誤差を考慮していないリピートパターン化/重要要素はセーフエリア内に
端が白く抜けた塗り足しが足りないテンプレ外周+3〜5mmの塗り足し
色がイメージと違うRGBで入稿、PCモニタとの差CMYK入稿+商品ページの色見本確認
白い柄が出ない昇華転写は白インクなし白い部分は生地ベースを白にする
解像度不足でぼやけた低解像度の写真を拡大原寸350dpi、写真は高解像度を用意

5-2. ブラウザデザインツールで防げる範囲

オリジナルプリント.jpのブラウザデザインツールでは、フルグラフィックT専用のテンプレートが組み込まれており、塗り足しエリアやセーフエリアがガイド表示されます。Photoshop・Illustratorをお持ちでなくても、ブラウザだけでフルグラフィックTのデザインを完成させられる仕組みになっています。プロのデザイン依頼が必要な場合はジュリアジャパン協業のデザイン作成サービスもご利用いただけます。

6. 用途別の活用例

6-1. 物販ブランド・推し活

  • ロット:30〜500枚
  • 素材:ポリエステル100%(コットン風)
  • デザイン:写真コラージュ・大判イラスト・ロゴパターン
  • ポイントビッグシルエットと組み合わせると、物販で映える1枚に。

6-2. スポーツチーム・大会記念

  • ロット:10〜100枚
  • 素材:ポリエステル100%(ドライ)
  • デザイン:チームロゴ大判+背番号+スポンサーロゴ全面
  • ポイント:吸汗速乾でユニフォーム適性が高い。チームウェア・部活のページもご確認ください。

6-3. 法人イベント・キャンペーン

  • ロット:100〜1,000枚
  • 素材:ポリエステル100%(コットン風)
  • デザイン:会社ロゴ全面+ブランドカラーパターン
  • ポイント:請求書払い・インボイス対応必須。NP掛け払い/インボイス適格事業者番号 T4030001059302。

6-4. 個人デザイナー・アーティスト

  • ロット:1〜30枚
  • 素材:ポリエステル100%
  • デザイン:作品をTシャツの全面にレイアウト
  • ポイント:1枚から発注できるので、ECで売れた分だけ作る運用も可能。

7. 価格相場と納期

7-1. 印刷込みの1枚あたり目安

ロット業界平均フルグラフィックT目安備考
1枚¥3,500〜¥5,500¥3,800〜¥5,800昇華転写
10枚¥3,000〜¥4,500¥3,200〜¥4,800昇華転写
30枚¥2,500〜¥3,800¥2,700〜¥4,000昇華転写
100枚¥2,000〜¥3,200¥2,200〜¥3,400昇華転写
500枚¥1,800〜¥2,800¥1,900〜¥3,000昇華転写

※ フルグラフィックTは胸プリントTより全体的に高めの単価帯です。プリント面積が広く、専用工程を要するためです。詳細は大量注文の料金相場

7-2. 納期について

フルグラフィックTシャツも、対象商品なら短納期対応が可能です。早期発注や定期的なご注文とあわせて特急プリント Tシャツもご活用ください。

大ロットでも早く届くわけ
オリジナルプリント.jpは、自社のアパレルプリントファクトリー標準時1日5万枚の生産能力を持ち、国内最大級の出荷実績があります。フルグラフィックTシャツの100〜1,000枚規模のイベント・大会記念Tでも、繁忙期以外は業界平均の2〜3週間より大幅に短い納期で対応できる体制を敷いています。

8. オリジナルプリント.jpで作るメリット

強み内容
国内最大級の出荷実績1995年創業・30年の蓄積、東証グロース上場(7793)
自社アパレルプリントファクトリーすべて自社工場で一貫生産、品質と納期を社内で完結管理
1日5万枚の生産能力標準時1日5万枚、フルグラフィックTの大ロットイベントにも対応
9方式相当 of 多加工DTG・DTF・シルク・昇華・刺繍・カッティング・レーザー・箔・UV
1枚〜大ロット一気通貫サンプル1枚から数千枚まで同じ仕組み
フルグラフィックT専用テンプレート商品ページからPDF/AI形式のテンプレートを提供
ブラウザデザインツールテンプレ・塗り足し・セーフエリアをガイド表示で入稿事故を予防
法人取引完備NP掛け払い・インボイス適格事業者(T4030001059302)
ジュリアジャパン協業プロデザイナーによるフルグラフィックT制作も依頼可能

9. おすすめアイテム3選

フルグラフィック表現に最適な全面プリント対応アイテムをご紹介します。

オールオーバー ドライTシャツ クルーネック・ドライ

オールオーバー ドライTシャツ

Tシャツの前・後の全面に好きなデザインをダイナミックにプリント!高い吸水性・速乾性を持ち、アクティブシーンやチームウェアに最適です。

このアイテムで作成する
オールオーバー ドライTシャツ(キッズ) クルーネック・キッズ

オールオーバー ドライTシャツ(キッズ)

子供サイズの全面プリント対応ドライTシャツ。親子でお揃いのデザインを楽しんだり、キッズスポーツチームのユニフォーム作成にもおすすめです。

このアイテムで作成する
総柄Tシャツ 全面印刷・カット縫製

総柄Tシャツ

パーツごとにプリントを施してからカット・縫製して仕上げる贅沢な1枚。Tシャツの細部や縫い合わせ部分まで隙間なく鮮やかに再現可能です。

このアイテムで作成する

ポリエステル素材のフルグラフィック対応Tシャツを1枚から取扱。
スポーツ用途から物販総柄まで、用途に合わせて選べる国内最大級の品揃え。
Tシャツの全アイテムを見る →

9-1. ご利用者さまの声

★★★★★
「印刷が綺麗で、着心地も良い」
ご利用商品:Printstar ヘビーウェイトTシャツ/愛知県・女性
★★★★★
「イラストがキレイに出るか心配でしたが、問題ない仕上がりでした」
ご利用商品:United Athle 5.6oz ハイクオリティTシャツ/東京都・女性
★★★★★
「作成手順もわかりやすく、納得のいく仕上がりでした」
ご利用商品:TRUSS 5.3oz オーガニックコットンTシャツ/千葉県・女性

レビューは 商品ページに掲載されているお客さまの声から抜粋しています。

10. フルグラフィックTシャツについてよくある質問

Q1. フルグラフィックTシャツは何枚から作れますか?

フルグラフィックTシャツは1枚から作れます。昇華転写はオンデマンド方式で、1枚〜の少量から発注いただけます。物販ロットは30枚以上で単価が下がる傾向があるため、SKU設計に応じて使い分けてください。

Q2. フルグラフィックTシャツの入稿テンプレートはありますか?

フルグラフィックTシャツの入稿には、商品ページから提供される専用テンプレート(PDFまたはAI形式)の利用が必須です。型紙の身頃前面・背面・袖それぞれにデザインを配置し、外周に3〜5mmの塗り足しを設けて入稿します。

Q3. フルグラフィックTシャツは綿素材でも作れますか?

フルグラフィックTシャツの主役である昇華転写はポリエステル素材専用です。綿100%でフルグラフィック相当の総柄を実現したい場合は、DTFによる大判前後プリントが現実的な選択肢になります。風合いと表現の優先度で方式を選んでください。

Q4. フルグラフィックTシャツに白い柄は入れられますか?

昇華転写は白インクを使わない方式のため、白い柄は「生地のベースカラーが白いところを残す」表現で実現します。色付き生地に白を上から乗せることはできない点が、フルグラフィック設計時の重要なルールです。

Q5. フルグラフィックTシャツの縫い目で柄がズレるのは防げますか?

フルグラフィックTシャツは、布を裁断・縫製する工程の特性上、縫い目で柄が完全に一致することは技術的に困難です。リピートパターンや「ズレても成立するデザイン」を採用することで、見た目の違和感を抑えるのが定石です。

Q6. フルグラフィックTシャツはスポーツチームのユニフォームに使えますか?

はい、フルグラフィックTシャツはポリエステル素材+昇華転写の組み合わせなので、吸汗速乾性が高くスポーツチームのユニフォームに適しています。背番号・選手名・スポンサーロゴまで全面に配置可能です。チームウェア・部活のページもご覧ください。

Q7. フルグラフィックTシャツの納期はどれくらいですか?

フルグラフィックTシャツの納期は、対象商品なら短納期対応が可能です。標準時1日5万枚の生産能力を持つ自社のアパレルプリントファクトリーで、100〜1,000枚規模の大会記念Tも短納期対応の実績があります。

Q8. フルグラフィックTシャツは法人請求書払いに対応していますか?

オリジナルプリント.jpでは、フルグラフィックTシャツも含めて法人NP掛け払いに対応しています。インボイス適格事業者登録番号は T4030001059302 です。イベント・キャンペーンノベルティの大ロット発注も経理処理しやすい仕組みでご利用いただけます。

この記事を書いた人

オリジナルプリント.jp 編集部。1995年創業、東証グロース上場(7793)の 株式会社イメージ・マジック が運営。自社のアパレルプリントファクトリーでオンデマンド印刷を手がけ、標準時で1日5万枚の生産能力国内最大級の出荷実績を持ちます。本記事の数値・相場は、編集部が業界主要オンライン業者の公開情報および自社の実績をもとに 2026年5月時点で集計したものです。

運営 株式会社イメージ・マジック(東証グロース 7793)|1995年創業|本社:東京都文京区小石川|インボイス適格事業者 T4030001059302

投稿者アバター
satoko
オリジナルプリント.jpを運営し、自社工場で実際のプリント加工に携わってきた経験をもとに記事を執筆しています。素材や加工方法の違い、納期やロットの考え方まで、現場で得た知見を初心者の方にもわかりやすく解説しています。

関連記事