オンデマンド転写(DTFプリント)

インクジェットプリントをした転写フィルムを使用し、プリントされた部分のみを生地に熱プレスして転写させるプリント方法です。
世界的にはDTFと呼ばれている印刷手法で、DTF"Direct to Film"または "Digital Transfer Film"の略称です。
2020年の春頃にヨーロッパなど海外で普及し始め、2020年の秋頃から世界で急速に拡大しており、幅広いアイテムに高品質で1枚からプリントできます。

オンデマンド転写(DTFプリント)のここがポイント!

鮮やかなフルカラー再現

水性顔料インクを専用フィルムにプリントし、熱プレスをかけて転写させる方法で、従来よりも鮮やかで滑らかな質感のフルカラー表現が可能になりました。ホワイトインクを使用することで、フルカラー・単色のデザインどちらもより発色の良さが際立ちます。



デザインの周囲にフチがつかず、デザインそのままのプリント

従来の転写プリントではデザインの周囲にフチがつくケースもありましたが、オンデマンド転写はフチがつかずイメージそのままの仕上がり!
ロゴやイラストなどのデザインも忠実にプリントします。

  • オンデマンド転写(DTFプリント)


    従来の転写プリント

  • オンデマンド転写(DTFプリント)


    フルカラーカッティング

細かなデザインもきれいにプリント&優れた耐摩擦性

従来の転写プリントではなかなか再現が難しかった細やかなデザインもオンデマンド転写ならイメージ通りに再現します。 色落ちや生地の伸びによる割れにも強く、洗濯耐性が高いところも特徴です。



版代不要!小ロットから低価格で作成できます

製版不要で何色使用してもプリント料金は変動無し!従来の転写プリントに比べ製造コストのカットに成功し、1点・小ロットから大ロットまで欲しい数量で作成しやすいのも嬉しいポイントです。

  • フルカラー実現
    フルカラー実現
    CMYK+白で表現できる色ならどの色を使ってもOKです!
  • 版代不要
    版代不要
    熱転写プリントのため製版が不要、版代がかかりません!
  • 生地色自由
    生地色自由
    ホワイトからブラックまでどんな生地色でも使えます!
  • 化学繊維OK
    化学繊維OK
    インクジェット不可のポリエステルでも使用可能!

入稿データ作成上のご注意

プリントしたくない背景画像は丁寧に除去を

写真やイラストなど入稿する画像やデータに背景がついている場合は背景もプリントされてしまいます。不要なデータは必ず除去してからご入稿ください。
また画像編集ソフトでデータ作成をする場合、自動選択ツールで背景画像を選択して除去すると、背景の選択が充分ではなく背景画像データが残ってしまうことがあります。 またきれいに除去したつもりでもアンチエイリアスがかかっていて半透明部分が残ることがあります。
わずかでも濃度が0%ではないデータ(ほぼ透明だったとしても)があると白の下地がついてしまい、ご希望の仕上がりにならない可能性がありますので、背景は丁寧に細かく除去してください。

文字や線などの細かなプリント再現について

0.5mm以下の細かい線や文字、デザイン、1mm以下のドットについては白の下地が表出してしまったり、転写自体が正しく行われずにプリントが欠け、剥がれが起こる恐れがあります。また、プリントする素材によっても異なる場合がございますのでご注意ください。

ぼかし効果やグラデーション、半透明表現は不可

半透明色を指定している箇所や透過処理によるぼかしやグラデーション表現をされている箇所は白下地が表出してしまうか、あるいは転写自体が正しく行われずにデザインが欠けてしまう恐れがあります。
また、辺や線が垂直または水平ではない画像で、辺や線にアンチエイリアスがかかっている場合も、当該アンチエイリアス箇所に白下地処理が行なわれ、その白下地がフチのように表出することがあります。

不要なデータは必ず削除を

ご入稿データに(本当はプリントしたくない)データが残っていた場合でも、当該データの要不要の判断をすることができないため、ご入稿データのままプリントを致します。そのため、不要なデータは必ず削除してください。
例えばデザイン作成時にデザイン確認のためにブラックの背景をつけていて、そのままブラックのボディに入稿されると、その背景色のついたデータのままプリントしてしまいます。

パスを含むデータ・効果を使用したデータは必ずラスタライズを

Adobe Illustratorなどを含むグラフィックソフトを使用し、パスを含むデータや、スウォッチ登録したパターン柄などの効果を使用したデータでラスタライズ(=1枚の画像データにすること)をしていないと、ご希望の仕上がりにならない可能性があります。

画像は解像度300dpi

写真データやイラスト画像データ等を実寸以上に引き伸ばして使用すると、仕上がりが粗く仕上がってしまいます。
オンデマンド転写プリントをご希望の場合は、入稿データは実寸で300dpiでご準備ください。

  • CMYK+白で表現可能なフルカラープリントのため、金色・銀色・蛍光色・特色はプリントできません。
  • カラーインクのプリント後、白インクを下地としてプリントするため、わずかに下地とカラー面とでズレが生じる場合があります。
  • プレス圧が均一に届かない凹凸のある素材、縫い目など段差のある部分にはプリントできません。
  • 加工特性上、同じデザインでご入稿いただいた場合でも、温度や湿度、加工機の個体差により仕上がり色に違いが出る場合があります。

仕上がりについて

プリント加工時に熱プレスを行う特性上、お届けした商品の形状やプリントデザインの形状によっては、プレスした跡が残っている場合があります。このプレス跡は洗濯で解消されますので、プレス跡が気になる場合は洗濯をしていただきますようお願いいたします。(一度の洗濯で解消されない場合でも徐々に軽減します)
なお、商品によって洗濯条件が異なりますので、洗濯いただく際は商品付属の洗濯表示をご確認ください。

また、アイテムの生地によっては、プリントする際の糊が生地の裏側へ抜けたことによるざらつきが残ることがございます。
高温の環境では糊が再度溶け出す可能性があるため、乾燥機のご使用はお控えいただき、お客様にて商品にアイロンがけを行う際は、生地の下にクッキングシートなどを敷いてから行ってください。

誠に恐縮ながら、糊抜けやプレス跡の表出による返品・交換につきましてはご遠慮ください。

  • 一度転写した箇所へ直接アイロンをかけると転写デザインが溶けてしまうおそれがあります。再度アイロンかけるときは必ずあて布をしてから行ってください。
  • クリーニング店でアイロンがけが行われる可能性があるため、クリーニング店への依頼はご遠慮ください。
  • ご自身で転写を行う場合、転写箇所の裏側に糊が溶け出す場合があるため、生地の下にクッキングシートなどを敷いてからアイロンがけを行ってください。
  • ご自身で転写を行う場合、素材や生地の状態によってはアイロン転写時に匂いが出る事があります。

色の表現について

デザインデータの色について、PCやスマホのモニターでは色域の広いRGBで表現しますが、実際のプリントは色域の狭いCMYKで表現します。そのため、RGB色域の鮮やかな色はCMYKでの近似色に置換されることになります。 またRGBで作る色は光の掛け合わせですがCMYKで作る色は実際のインクの掛け合わせになりますので、ご希望の色よりも発色度合や色彩度・明暗度等が異なってプリントされることがあります。また生地の種類によっても仕上がりカラーに差異が生じます。

オリジナルプリント.jpでは、色の表現精度向上のため様々な取り組みを進めておりますが、色の忠実な表現について、ご希望にお応えできない場合があることを予めご容赦ください。

シートでの販売について

MARK Deco アイロン熱転写シート

オリジナルプリント.jpでは、幅広いアイテムに「オンデマンド転写」を加工方法としてお選びいただけるよう、アパレルや雑貨などを中心に日々商品を展開しています。

更に「オンデマンド転写」をもっと身近に感じていただけるよう、お客様自身でプリントすることが可能なシートの販売も行っています。

MARK Deco アイロン熱転写シート A4
MARK Deco アイロン熱転写シート A3
MARK Deco アイロン熱転写シート 1m
全てのシート一覧を見る

自社販売DTFプリンター

DTFプリンター「Trans Jet」

オリジナルプリント.jpを運営しているイメージ・マジックでは、オンデマンド転写用のプリンターの販売も行っております。

イメージ・マジックのDTFプリンター「Trans Jet」(別サイトに移動します)

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