▼もくじ
- 長所:速乾・型崩れ/しわに強い・UV/耐候に安定・イージーケア
- 短所:静電気や毛玉(摩擦起因)が出やすいことがある
- 向く用途:イベント/ユニフォーム/デイリー。濡れ・日差し・洗濯頻度が多い現場に相性◎
- 長所:軽量・耐摩耗・適度な伸びで動きやすい
- 短所:熱に弱い(乾燥/アイロンは低温)・長期UVで劣化しやすい
- 向く用途:屋外作業/スポーツ/ハードユース。擦れが多いシーンで選びやすい
項目 | ポリエステル(布帛*) | ナイロン(布帛) |
---|---|---|
生地の伸縮 | 基本:伸びにくい | やや伸びる |
軽さ | やや軽い | 軽い |
耐摩耗 | 高い(同条件ではナイロン優位傾向) | とても高い |
乾きやすさ | とても速い(水をほぼ含まない) | 速いが、ポリより僅差で遅い |
UV(紫外線)耐性 | 比較的強い(色・織り・薬剤で差) | 長期UVで劣化しやすい |
熱への強さ | 比較的強い(高温に耐えやすい) | 弱い(高温NG) |
吸湿(モイスチャー) | 極低 | やや高い |
しわ・型崩れ | 強い | 強い |
静電気/毛玉 | 静電・毛玉が出やすいことあり | 静電あり/毛玉は出にくい傾向 |
価格傾向 | 手頃~中価格 | やや高めになりやすい |
プリント相性 | シルク/DTF/昇華(白地)◎ | シルク/DTF◎(熱条件に注意) |
水分率は「その繊維が空気中の湿気をどれくらい含みやすいか」を示す目安です。イメージで言うと、綿=スポンジ(よく吸う)、ポリエステル=ビニール(ほとんど吸わない)。
- ポリエステル:ほとんど水を含まない → 乾きが速い(一般に約0.4–0.8%)。
- ナイロン:少し水を含む → 同条件でほんの少し乾きが遅い(一般に約3–5%)。
※数値は素材一般の目安。実際の速乾性は生地の厚み・織り・通気性や撥水の有無でも変わります。
DWR(耐久撥水):表地の繊維1本1本に施す撥水で、雨粒を弾いて表面のびしょ濡れを防ぐ処理。洗濯後に軽い熱で復活する場合があります(製品表示に従う)。
- イベント運営・大量配布:洗濯頻度が高く速乾優先 → ポリエステル。
- 屋外の誘導・夜間作業:撥水/防風+反射など仕様重視。素材はどちらでも可だがUV・濡れに強いポリエステルに分がある。
- 擦れが多い現場・運搬:ナイロンの耐摩耗を活用。肘・肩などの補強仕様が安心。
- ランニング/ウォーキング:軽さはナイロン、連日洗いの速乾はポリエステル。
- 真冬の防寒:素材だけでなく中綿・裏フリース・防風膜など設計優先で。
- 洗濯ネット+裏返しで摩擦低減(毛玉・表面傷の予防)。
- 柔軟剤で静電気対策。花粉シーズンにも有効。
- 乾燥/アイロンは低温が基本。特にナイロンは高温厳禁。
- DWRの復活:表示に従い洗濯→軽い熱で定着。劣化したら再撥水。
- 保管:圧縮しすぎず通気性の良い場所。オフシーズンは防虫・除湿。
ナイロンカテゴリーより(2選)
United Athle ナイロン コーチ ジャケット(裏地付)

- 撥水・防風のナイロンタフタ+身頃トリコット起毛裏で保温性も確保
- ドットボタン、裾ドローコードなど機能も充実
- ユニフォーム~普段使いまで汎用性高い定番シルエット
United Athle コットンライク ナイロン トレーニング ジャケット(裏地付)

- ナイロン100%ながらコットンのようなマットな質感
- ゆったりシルエット&ラグランで動きやすい
- 撥水仕様、携帯しやすい軽さ
ポリエステルカテゴリーより(2選)
United Athle マイクロリップストップ イベント ブルゾン(一重)

- ポリエステル100%・マイクロリップストップで軽量&丈夫
- 撥水・通気性のバランスが良く、イベントやスタッフ用に定番
- カラバリ豊富、配布・管理がしやすい
- ポリエステルのブルゾン・ジャケット … 速乾・しわに強く、撥水・防風モデルも豊富。
- ナイロンのブルゾン・ジャケット … 軽量・耐摩耗に優れ、コーチJK/トレーニングJKなど定番も充実。
- Q. 迷ったらどちら?
- A. 洗濯頻度が高く速乾重視ならポリエステル、擦れの多い現場や軽さ重視ならナイロン。
- Q. 防水かどうかは素材で決まる?
- A. 素材だけでは決まりません。膜(コーティング/ラミネート)+DWRなどの設計で性能が決まります。
- Q. お手入れ最大の注意点は?
- A. ナイロンは高温厳禁。乾燥機・アイロンは低温。ポリエステルも表示に従ってください。
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